ゲーム概要
Mortal Kombat 11 は NetherRealm Studios が開発し、Warner Bros. Games が販売する 2D 対戦格闘ゲームです。Steam では 2019 年 4 月 23 日にリリースされました(App ID: 976310、移植・開発協力に QLOC と Shiver が参加しています)。Steam のジャンル表記は Action ですが、実際の中身はレースでもアクションアドベンチャーでもなく、1 対 1 の格闘ゲームです。
実際のプレイは「横一線のステージで、相手との間合いを測りながら差し合う」ことに終始します。前歩きと後ろ歩き、しゃがみ、ジャンプ、そして中段・下段・投げの三択。近づきすぎれば投げられ、離れすぎれば飛び道具で削られる、という距離の駆け引きが試合の大半を占めます。コンボは決めた後の追撃時間が短めに設計されていて、「一度掴んだら一方的に殴り続ける」タイプではありません。1 試合は 2 本先取で、だいたい 2〜3 分で決着します。
収録モードは、ストーリーキャンペーン、AI と延々に戦う Towers、ローカルおよびオンラインの対人戦です。Steam のマルチプレイヤー表記も Multi-player / PvP / Online PvP / Shared-Split Screen PvP となっており、同じ PC で 2 人が画面を分けて遊ぶこともできます。
特徴・システム
このシリーズの看板は、試合を決めた後に出せる「フェイタリティ」と呼ばれるトドメの演出です。相手を解体する数秒間のムービーで、内臓や骨が明示的に描かれます。Steam の年齢制限表記にも Frequent Violence or Gore と明記されており、これは誇張ではありません。この一点だけで合う・合わないがはっきり分かれるゲームです。
システム面では、攻撃と防御それぞれに独立したゲージが用意されている点が本作の骨格です。従来作のように 1 本のゲージを取り合うのではなく、攻め用と守り用が別々に自動回復するため、「ゲージが無いから何もできない」状態になりにくく、劣勢側にも常に切り返しの手段が残ります。体力が少なくなると発動できる大技(Fatal Blow)も、外すと一定時間使えなくなる仕様で、逆転要素でありながら振り得にはなっていません。
もう一つ実用的なのが、豊富な練習環境です。フレーム単位の有利不利表示や、AI に特定の行動を反復させる設定、コンボの入力を段階的に教えるチュートリアルが揃っており、格闘ゲームが初めての人でも「なぜ自分の技が潰されるのか」を画面上で確認できます。キャラクターの技構成をパーツ単位で組み替えるカスタマイズ(バリエーション)もあり、同じキャラでも立ち回りの選択肢が変わります。
動作環境の目安
Steam に掲載されている必要スペックは次の通りです。数値は変更される可能性があるため、購入前にストアページで最終確認してください。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | 64-bit Windows 7 / Windows 10 | 64-bit Windows 7 / Windows 10 |
| CPU | Core i5-750 2.66GHz / Phenom II X4 965 3.4GHz / Ryzen 3 1200 3.1GHz | Core i5-2300 2.8GHz / FX-6300 3.5GHz / Ryzen 5 1400 3.2GHz |
| GPU | GTX 670 または GTX 1050 / Radeon HD 7950 または R9 270 | GTX 780 または GTX 1060-6GB / Radeon R9 290 または RX 570 |
| メモリ | 8 GB | 8 GB |
| DirectX | Version 11 | Version 11 |
読み取れることははっきりしています。まず、最低と推奨でメモリはどちらも 8 GB、DirectX もどちらも 11 で変わりません。差が出るのは CPU と GPU だけです。要求される GPU が GTX 1050 から GTX 1060-6GB へ、CPU が Core i5-750 から i5-2300 へと上がる程度で、いずれも 2019 年当時としても高い水準ではありません。GTX 1060 クラスの GPU を積んだ PC なら、フル HD で快適に動く想定と考えてよいでしょう。
ただし格闘ゲームでは、平均フレームレートより「安定して 60fps を維持できるか」のほうが重要です。表示が一瞬でも詰まると、目押しの入力が丸ごとずれます。推奨環境ちょうどの構成なら、解像度やエフェクト設定を下げてでもフレームレートを固定する方向で調整するのが正解です。なお VRAM の具体的な要求値は Steam の掲載情報に記載がないため、ここでは断定しません。GTX 1060 の 6GB 版が名指しされていることから、それが一つの目安になります。
評価・レビュー傾向
長期にわたって高い評価を保っているタイトルで、褒められる点と不満点の傾向もかなり安定しています。
高評価側で繰り返し挙がるのは、フルボイスで作り込まれたストーリーモードの完成度、キャラクターごとのモーションの質、そして初心者向けの練習環境の手厚さです。格闘ゲームのストーリーモードは「対戦の合間のおまけ」に留まりがちですが、本作は数時間続く一本の映像作品として組み立てられており、格闘ゲームに不慣れな人でもここだけで満足したという声が出てきます。
一方で不満が集中しやすいのは、アンロック要素の作り込みです。装備やスキンを集めるための周回コンテンツが用意されているものの、その入手が運と時間に依存する設計になっており、「遊びたいのに掘らされる」という不満につながっています。また追加キャラクターが順次販売された経緯があるため、購入したパッケージの内容によっては使えるキャラクターが異なります。オンライン対戦については、発売から年数が経ったこともあり、対戦相手を探すのに時間がかかるという指摘も見られます。最新の評価状況はこのページの評価欄または Steam ストア表示を確認してください。
こんな人におすすめ
- ストーリーを追える単一プレイ用のコンテンツがある格闘ゲームを探している人
- 長いコンボを覚えるより、間合いの取り合いと読み合いを楽しみたい人
- 同じ部屋で友人と画面を分けて対戦したい人(Shared/Split Screen PvP に対応しています)
- 格闘ゲームが初めてで、技の有利不利をゲーム内で確認しながら学びたい人
- GTX 1060-6GB クラス、あるいは同等の GPU を積んだ PC を持っている人
注意点・向かない人
残虐表現が苦手なら、迷わず避けてください。 Steam のコンテンツ表記にある通り、内臓や骨の破壊が主要な演出として扱われています。設定である程度は抑えられますが、演出そのものがこのシリーズのアイデンティティなので、「気にしないで遊べる」種類のものではありません。家族と共用の PC で遊ぶ場合も、この点は事前に確認しておくべきです。
派手で自由なコンボを組みたい人にも向きません。 本作は追撃時間が短く、決め技の多くが専用演出として固定されています。自分でコンボルートを開発する楽しみを求めているなら、物足りなく感じる可能性が高いです。
オンライン対戦だけが目的なら、慎重に考えてください。 発売から年数が経過しており、時間帯やモードによってはマッチングに時間がかかります。ローカル対戦や単一プレイ用のコンテンツにも価値を感じられるかどうかが、判断の分かれ目になります。
購入前に、収録内容を必ずストアページで確認してください。 本作は基本版と追加パック、それらをまとめた版が併存しており、どのキャラクターが使えるかは購入する版によって変わります。ストア上の表記を読まずに買うと、目当てのキャラクターが入っていないという事故が起こり得ます。
最後に一点、掲載情報の食い違いについてです。このページのカテゴリはレース系として登録されていますが、実際の Mortal Kombat 11 は対戦格闘ゲームです。ストアやまとめサイトの自動登録では、こうしたジャンルやタグの誤りが起きることがあります。カテゴリ表示ではなく、ストアページのスクリーンショットと動画で実際の中身を確認してから判断してください。





