TESSAN 延長コード 5m 超薄型(8-in-1)は、AC差込口4個とUSBポート4口を1台にまとめた「机の裏に敷ける」タイプの電源タップです。厚さ2.6cm・重量165gという薄さと、5mという長めのコードが最大の特徴で、コンセントが遠い部屋や、家具の裏に配線を通したい環境で効きます。一方で合計1500Wという上限は普通の電源タップと同じなので、暖房器具やドライヤーを足す使い方には向きません。

概要

本製品は、AC4口とUSB4口(USB-C×2、USB-A×2)を備えた8-in-1の電源タップです。USB-CはPower Delivery 20Wに対応し、スマートフォンやタブレットの急速充電に使えます。狙っている層はかなりはっきりしていて、「デスク周りやベッドサイドで、小型機器を何台もまとめて給電したい人」です。

Amazon.co.jp では 2026年5月取得時点で 2,618件のレビューがあり、平均は5つ星のうち4.3(好評率にして約86%)でした。この価格帯の電源タップとしては十分に高い水準ですが、レビュー件数と評価は時期によって変わるため、購入前に最新の分布をご自身で確認してください。とくに電源タップは個体差や初期不良の報告が評価を左右しやすいカテゴリです。

厚さ2.6cmという数字は、ベッドやソファの脚の下、モニター台の隙間、ラグの端などに通せるかどうかの分かれ目になります。165gという軽さは持ち運びには有利ですが、裏を返せば本体が軽すぎて、太いACアダプターを何本も挿すとタップ側が引っ張られて浮くことがあります。設置時はケーブルの取り回しで固定する意識を持っておくと安定します。

互換性ガイド

定格はAC100V、最大合計1500Wです。日本国内の家庭用コンセントにそのまま挿せますが、メーカー情報のとおり海外での使用は想定されていません。海外のホテルは電圧が110V〜240Vと幅があり、100V専用機器を挿すのは危険です。旅行用として買う場合は「国内出張向け」と考えてください。

1500Wという上限は、実運用では意外と早く到達します。目安として、ノートPCのACアダプターが60〜100W、デスクトップPCが200〜500W、モニターが20〜50W程度です。ここまでなら余裕があります。しかし電気ケトル、オイルヒーター、ドライヤー、電子レンジといった熱を出す家電は単体で1000W超が当たり前で、これを1つ挿しただけで残り容量がほとんど無くなります。「AC4口あるから4台ぶん使える」ではなく、「合計1500Wの枠を4口で分け合う」と理解するのが正しい読み方です。

コンセント間隔36mmは、この薄型クラスとしては広めの設計です。一般的な電源タップは25〜30mm前後のものが多く、大型のACアダプター(いわゆる「ゴツいACアダプター」)を挿すと隣を塞いでしまいがちですが、36mmあれば干渉の確率は下がります。ただし絶対に干渉しないわけではなく、幅が5cmを超えるような大型アダプターは依然として隣を潰します。心配なら、大型アダプター側は短い延長プラグを噛ませて逃がすのが確実です。

USB側は、USB-Cが20W(PD)、USB-Aが最大12W(5V/2.4A)です。スマートIC機能により接続機器に応じた出力を自動で選びます。20Wは、iPhone や一般的なAndroidスマートフォンの急速充電、iPad などのタブレット、携帯ゲーム機、カメラ、イヤホンケースあたりまでをカバーする実用的なラインです。逆に、USB-C で60W以上を要求するノートPC(多くのモバイルノートやMacBook Proクラス)はこのポートからは十分に充電できません。挿しても壊れはしませんが、使いながらだと充電が進まない、あるいは充電が止まるという結果になります。ノートPCは必ずAC側に純正アダプターを挿してください。

なお4ポート同時使用時の合計出力について、メーカーが公開している値は本記事のデータには含まれていません。この手の製品は「合計出力」に上限があり、4口フルに使うと1ポートあたりの出力が下がるのが一般的です。4台同時の急速充電を前提に買う場合は、商品ページで合計出力の記載を確認することをおすすめします。

商品情報

TESSANは電源アクセサリーを主力とするブランドで、本製品は8-in-1という構成と薄型ボディを組み合わせたモデルです。市場での位置づけはエントリー〜ミドルクラスで、価格を抑えつつUSB急速充電と長尺コードを両立させたところに価値があります。付属品は本体のみ、保証は通常1年(販売店により異なります)です。

主なスペックを整理すると次のとおりです。

項目 実用上の意味
ケーブル長 5m 部屋の対角線を渡せる長さ。壁沿いに這わせても足りる
本体厚さ 2.6cm 家具の下・隙間に通せるかの境界
重量 165g 携行しやすいが、太いケーブルに負けて浮きやすい
AC差込口 4口 合計1500Wを4口で共有
USB-C 2口(20W PD) スマホ・タブレット向け。ノートPCには不足
USB-A 2口(最大12W) 旧世代機器・小物向け
コンセント間隔 36mm 大型アダプターの干渉が起きにくい
定格 AC100V / 1500W 国内専用

価格は、Amazon側が 2026年5月22日取得時点で ¥2,899、楽天市場(ハローディア楽天市場店)が 2026年8月22日取得時点で ¥3,679 でした。いずれも取得時点の値であり、セールやクーポン、在庫状況で変動します。実際に買うときは必ず商品ページで最新価格を確認してください。この価格差は販売店ごとの設定によるもので、ポイント還元まで含めるとどちらが得かは条件次第です。

他の電源タップとの違い

同じ「USB付き電源タップ」でも、設計思想はかなり分かれます。本製品が選ばれる理由は、薄さ・コード長・USB4口の3点セットです。この組み合わせは意外と競合が少なく、たいていはどれかが欠けます。

据え置きの高機能タップ、たとえば雷ガードや個別スイッチ、マグネット固定を備えたモデルは、本体が厚く重い代わりに機能で勝ります。デスクに固定して長期間動かさないなら、そちらのほうが快適です。逆に、コーナータップや小型の直挿しアダプターは省スペースですが、USBが無かったりコードが無かったりします。コンセントの目の前で完結するなら小型品で十分で、本製品を選ぶ意味は薄れます。

本製品には個別スイッチや雷サージ保護(サージプロテクター)に関する記載がデータ上ありません。落雷リスクが気になる地域や、高価な機器を直結する用途では、サージ保護を明記した製品を別途検討するほうが安心です。ここは「薄さと引き換えに割り切っている部分」と考えるのが妥当です。

実際の使い方と設置のコツ

5mという長さは便利な反面、余った分の処理が課題になります。束ねたまま使うのは発熱の観点で避けたいところで、とくに1000Wに近い負荷をかけるときは、コードをぐるぐる巻きにして放置しない方が安全です。壁沿いに這わせる、家具の裏で緩く折り返す、といった逃がし方が現実的です。

配置は「重い機器のACアダプターを端の口に、USBは手の届く側に」を意識すると使いやすくなります。薄型ゆえに本体が軽く、太いケーブルの反発で位置がずれやすいので、ケーブルクリップやマジックテープで机の裏に留めてしまうのが安定します。ベッドサイドで使う場合は、寝返りでコードを引っ張らない経路にしておくと事故が減ります。

おすすめユーザー

最も向くのは、デスク周りやベッドサイドで小型機器を複数台まとめて給電したい人です。スマホ、タブレット、ワイヤレスイヤホン、モニター、卓上ライトといった構成なら、AC4口とUSB4口はちょうど過不足のないバランスになります。

次に、コンセントが遠い部屋に住んでいる人です。5mというコード長は、賃貸でコンセント位置が動かせない部屋、ベッドが壁から離れている寝室、ローテーブルで作業する部屋で強く効きます。延長コードを2本つなぐより、1本で届かせるほうが接触不良も発熱リスクも減ります。

家具の下や隙間に通したい人にも向きます。厚さ2.6cmは、ベッド・ソファ・キャビネットの下を通せる可能性が高い数字です。ただし実測は必ず行ってください。国内出張が多く、ホテルの少ないコンセントに困っている人にとっても、1台で8台ぶんの給電口を確保できるのは大きな利点です。ただし海外出張には使えません。

購入前の注意点

熱を出す家電を挿す用途には向きません。 電気ケトル、ヒーター、ドライヤー、電子レンジは、1台で1000W前後を消費します。1500Wの枠はすぐ埋まりますし、そもそも薄型タップにこの種の負荷を継続的にかけるのは推奨できません。キッチンや洗面所での常用は避け、小型機器向けと割り切ってください。

USB-Cでノートパソコンを充電する用途には不足します。 20WはUSB PDとしては下位の区分で、モバイルノートの多くが必要とする45〜100Wには届きません。「USB-Cが2つあるからノートPCも」と考えて買うと確実に失敗します。

4口同時使用時の合計出力は要確認です。 前述のとおり、この記事のデータには合計出力の記載がありません。USB4台同時に急速充電できると期待して買うと、実際には1台あたりの速度が落ちる可能性があります。

サージ保護・個別スイッチの記載はありません。 待機電力を口ごとに切りたい人、雷対策を重視する人は、機能を明記した別モデルのほうが目的に合います。

海外では使えません。 AC100V専用です。海外旅行用の変換プラグと組み合わせる、といった使い方も安全上おすすめできません。

商品ページの登録情報は必ず自分の目で確認してください。 通販サイトの商品ページは、販売元や型番、カテゴリの登録情報が実際の製品と食い違っていることがあります。本製品についても、価格表示の販売元ラベルとリンク先ストアが一致しないケースが見られました。購入前には、商品画像・タイトル・スペック表の3つを突き合わせて、口数(AC4口+USB4口)とコード長5mが自分の欲しい仕様と一致しているかを確認してください。TESSANは似た型番で口数やコード長の異なるバリエーションを複数展開しているため、ここを間違えると「届いたら3mだった」という失敗が起きます。

よくある質問

Q. ノートパソコンは充電できますか。
A. USB-C(20W)からの充電は多くのノートPCで不足します。ノートPCは付属のACアダプターをAC差込口に挿してください。合計1500Wの範囲内であれば問題なく動作します。

Q. 4台同時にUSB充電したときの速度はどうなりますか。
A. 一般に、この種の製品は合計出力に上限があり、同時使用時は1ポートあたりの出力が下がります。本記事のデータには合計出力の記載が無いため、同時充電を重視する場合は商品ページの仕様欄をご確認ください。

Q. 電子レンジやヒーターに使えますか。
A. 推奨しません。合計1500Wの上限に対して単体で1000W前後を占有するうえ、薄型タップに継続的な高負荷をかけるのは避けるべきです。壁のコンセントに直接挿してください。

Q. 大きなACアダプターでも隣の口を塞ぎませんか。
A. コンセント間隔は36mmと広めなので、標準的なアダプターであれば干渉しにくい設計です。ただし幅5cmを超えるような大型品は隣を塞ぐことがあります。

Q. 海外旅行に持っていけますか。
A. 使えません。AC100V専用のため、海外の110V〜240V環境での使用は想定されていません。国内での移動・出張用としてお使いください。

Q. コードは束ねたまま使ってよいですか。
A. 高負荷時は避けてください。5mを巻いたまま大電力を流すと発熱の原因になります。壁沿いに這わせるか、緩く折り返して放熱できる状態にしてください。