Redragon M814RGB-PRO は、2.4GHz ワイヤレス・Bluetooth 5.0・USB 有線の3モードに対応したゲーミングマウスです。最大8000DPIの光学センサーとファイアボタン、RGB ライティングを備え、エントリー〜ミドルレンジ帯を狙った1台です。この記事では、スペック表からは読み取れない「どこまで期待してよいか」「どこは割り切るべきか」まで踏み込んで解説します。

概要

本製品の性格を一言でいえば「接続の柔軟性で選ぶマウス」です。センサー性能や軽量性で勝負する製品ではなく、1台で PC・ノートPC・タブレットを行き来したい人に向いた設計になっています。最大 8000DPI という数値は、近年の 26000DPI クラスと比べると控えめですが、実際に多くのユーザーが常用する 800〜3200DPI の範囲は余裕でカバーします。DPI の上限は「解像度の天井」であって「精度の指標」ではないため、この数値だけで性能を判断する必要はありません。

ボタン数は公表値で6個(ファイアボタンを含む)です。左右クリック、ホイールクリック、サイドボタン2つ、DPI 切り替えという一般的な構成に加え、連射・連続入力を担うファイアボタンが用意されている、と考えるのが自然な内訳です。MMO 向けの多ボタン機とは方向性が異なり、あくまで「必要十分」の構成です。

Amazon.co.jp のレビューは、2026年5月29日取得時点で8件・平均5つ星のうち5.0(好評率100%)でした。数字だけ見れば完璧ですが、母数が8件しかない点は必ず割り引いて読んでください。 8件という件数は、初期不良率や長期耐久性を推し量るにはまったく足りません。数万件のレビューを持つ定番機と同じ土俵で「評価100%」を比較するのは誤りです。

互換性ガイド

付属データによれば、対応 OS は Windows / macOS / Chrome OS / Android です。有線接続には USB Type-A ポートが必要になります。ここが最初の実務的な注意点で、USB-C しか持たない最近の薄型ノートや MacBook では、有線モードを使う際に変換アダプタまたは USB-C ハブが必須になります。「有線にも切り替えられるから安心」と考えて購入した人が、いざバッテリー切れのときにポートが無くて詰む、というのはワイヤレスマウス全般でよくある失敗です。

2.4GHz モードは付属の USB ドングルを使います。ドングルはマウス底面に収納できる設計のため、持ち運び時の紛失リスクは低めです。ただしドングルは基本的にメーカー固有のペアリングで、紛失した場合に単体で買い直せるとは限りません。持ち運び前提で使うなら、収納位置を習慣として覚えておくのが安全です。

Bluetooth 5.0 モードは、ドングルを挿せないタブレットや、USB ポートが埋まりがちなノートPCで役立ちます。一方で、Bluetooth は 2.4GHz ドングル接続よりも遅延・接続安定性の面で不利になるのが一般的です。競技性の高いゲームでは 2.4GHz モード、事務作業や外出先では Bluetooth、という使い分けが現実的です。

接続モード 必要なもの 向いている用途
2.4GHz ワイヤレス USB-A ポート(ドングル用) ゲーム全般。遅延を最小にしたいとき
Bluetooth 5.0 Bluetooth 対応機器 タブレット・ノートでの作業、ポート節約
USB 有線 USB-A ポート 充電しながらの使用、バッテリー切れ時の緊急回避

なお、ゲーミング PC のフロントパネル USB は電源ユニットや配線の取り回しによってはノイズを拾いやすく、2.4GHz ドングルの受信が不安定になることがあります。反応が飛ぶと感じたら、まずマザーボード直結の背面ポートか、USB 延長ケーブルでドングルをデスク上に引き出す方法を試してください。これは本製品固有の欠陥ではなく、2.4GHz ワイヤレスマウス全般に共通する定番の対処です。

商品情報

公開されている主要スペックは次のとおりです。

項目
最大DPI 8000
接続方式 2.4GHz / Bluetooth 5.0 / USB有線
ボタン数 6(ファイアボタン含む)
特色 エルゴノミックデザイン、RGB ライティング、ファイアボタン
対応OS Windows / macOS / Chrome OS / Android

価格については、取得時点によって大きく差がありました。2026年5月29日取得時点では ¥12,099、2026年8月27日取得時点では ¥4,099 です。同一の商品ページ(同一 ASIN)で3か月弱のあいだにこれだけ動いているため、この製品は価格変動が非常に大きいと考えてください。 記事に書かれた金額をそのまま信じず、必ず購入直前に商品ページで現在価格を確認することをおすすめします。価格帯として見た場合、¥4,000 前後なら3モード対応マウスとしてかなり割安、¥12,000 前後なら同価格帯に有力な競合が多く、選ぶ理由は薄くなります。

注意したいのは、このスペック表に「重量」「ポーリングレート」「バッテリー容量・駆動時間」「センサー型番」が含まれていないことです。ゲーミングマウスを比較検討するうえでこの4項目は本来かなり重要ですが、今回のデータには存在しないため、本記事でも推測で数値を書くことはしません。軽量性やバッテリー持ちを重視する場合は、商品ページの仕様欄で必ず自分の目で確認してください。

競合製品との比較

同じ「ゲーミングマウス」でも、選ぶ軸は大きく3つに分かれます。ひとつは軽量性、ひとつはセンサースペック、ひとつが本製品の強みである接続の柔軟性です。

軽量性を最優先するなら、59g や 68g をうたう有線モデルのほうが素直です。本製品は重量が公表されておらず、3モード対応でバッテリーを積んでいる以上、超軽量クラスとは別の土俵にあると考えるのが妥当です。センサースペックを追うなら、26000DPI クラスをうたう製品も同価格帯に存在します。ただし前述のとおり、DPI の上限値が実使用の快適さに直結するわけではありません。

本製品が明確に有利なのは、「有線・2.4GHz・Bluetooth をすべて1台でまかないたい」ケースです。有線専用機では出先のタブレットに繋げませんし、2.4GHz 専用機ではドングルを挿せない環境で詰みます。用途が複数にまたがる人にとって、3モードは実利のある機能です。

おすすめユーザー

以下のような方には、本製品は素直に候補に入ります。

  • PC・ノート・タブレットを1台のマウスで行き来したい人。 Bluetooth と 2.4GHz を切り替えられるため、機器ごとにマウスを用意する必要がありません。デスクの上がすっきりします。
  • ワイヤレスの「電池切れ」が不安な人。 有線モードにフォールバックできるので、ゲーム中に操作不能になる最悪のケースを避けられます。充電しながら使える点は、長時間プレイでは地味に効きます。
  • FPS やアクションゲームをカジュアルに遊ぶ人。 ファイアボタンによる連続入力と、8000DPI までの感度設定は、競技志向でなければ十分に実用的です。
  • とにかく安く3モード機を試したい人。 ¥4,099(2026年8月27日取得時点)で買えるタイミングなら、コストパフォーマンスは高い部類です。

購入前の注意点

1. レビュー件数が8件しかない。 2026年5月29日取得時点の評価は「5つ星のうち5.0」ですが、母数は8件です。この規模のサンプルでは、個体差・初期不良率・半年後のスイッチのへたりといった、購入判断で本当に知りたい情報はほとんど分かりません。評価100%という数字を、数万件のレビューを持つ定番機と同じ重みで受け取らないでください。

2. 価格が激しく動いている。 同じ商品ページで ¥12,099(2026年5月29日取得時点)と ¥4,099(2026年8月27日取得時点)という2つの価格が記録されています。¥12,000 クラスの価格で表示されているタイミングであれば、同価格帯にはより実績のある選択肢が多数あります。購入前に必ず現在価格を確認し、高値掴みを避けてください。

3. 重量・ポーリングレート・バッテリー駆動時間が非公表。 競技志向で FPS をプレイする方にとって、この3項目が分からないのは決定的なマイナスです。特に重量は握り心地と振り向き速度に直結します。これらを重視するなら、数値を明記している製品を選んだほうが後悔しません。

4. 有線モードには USB-A が要る。 USB-C しかない環境では、変換アダプタが別途必要です。「有線もできるから安心」と考えていた保険が、いざというときに使えないという事態になりがちです。

5. 商品ページの登録情報は自分の目で確認する。 Amazon の商品ページでは、メーカー名・型番・販売元といった登録情報が実際の製品と食い違っていることがあります。本記事の執筆時点では、メーカー名(Redragon)と対象製品に矛盾は見当たりませんでしたが、販売元・出荷元は Amazon 直販ではなくサードパーティの出品者です。保証やサポートの窓口が販売店ごとに異なる場合があるため、商品画像とタイトル、そして出品者情報を自分で確認してから注文してください。

6. RGB とソフトウェア。 RGB ライティングやボタン割り当てのカスタマイズ範囲は、専用ソフトウェアの対応状況に左右されます。ゲーミング周辺機器の設定ソフトは Windows 専用であることが多く、macOS や Android では細かいカスタマイズができない可能性があります。この点も商品ページで確認しておくと安全です。

よくある質問

Q. 8000DPI で足りますか? A.

多くの人にとっては十分です。実際の常用域は 800〜3200DPI 程度で、4K 解像度で低感度プレイをする場合でも 8000DPI の上限に当たることは稀です。DPI の上限値は、実使用の精度そのものを表す指標ではありません。

Q. Bluetooth 接続でも FPS はできますか?
A. 動作はしますが、一般に Bluetooth は 2.4GHz ドングル接続より遅延面で不利です。ゲームでは 2.4GHz モード、作業やモバイル用途では Bluetooth、と使い分けるのが現実的です。

Q. 充電しながら使えますか?
A. USB 有線モードを備えているため、ケーブル接続時は有線マウスとして使いながら充電できる構成が一般的です。詳細な挙動は製品マニュアルで確認してください。

Q. ドングルを無くしたらどうなりますか?
A. 2.4GHz 接続は使えなくなりますが、Bluetooth と有線は引き続き使えます。ドングルは底面に収納できる設計なので、使わないときは戻す習慣をつけてください。

Q. 左利きでも使えますか?
A. エルゴノミックデザインをうたう製品は右手用の形状であることが多く、左手での使用は快適でない可能性があります。左利きの方は、左右対称形状をうたう製品を検討したほうが無難です。

Q. Mac でも問題なく使えますか?
A. 対応 OS に macOS が含まれているため基本操作は可能です。ただし RGB やボタン割り当ての設定ソフトが Windows 専用の場合、細かいカスタマイズは Windows 環境が必要になることがあります。

商品情報

(Amazon参照)

  • メーカー名: Redragon
  • 販売元: Dshop11
  • 出荷元: Dshop11
  • ASIN: B0DBQC2YP6
  • 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。