この記事ではARCTIC MX-4 (20g)を詳しく紹介します。
概要
ARCTIC MX-4は、PC自作ユーザーにとって定番とも言えるサーマルペーストです。20gの大容量パッケージで、CPUやGPUの冷却性能を手軽に向上させることができます。カーボン微粒子をベースとした独自配合により、高い熱伝導率を実現しながらも、金属成分を一切含まないためショートのリスクがありません。長期間にわたって安定した性能を維持するため、一度塗れば数年は交換不要という点も魅力です。 この製品は、ミドルレンジからハイエンドまでのあらゆるCPUクーラーに対応しており、シリコングリスとしての基本的な役割を確実に果たします。初心者でも扱いやすい粘度で、塗布も非常に簡単です。PCだけでなく、PS4やXboxなどのゲーム機の冷却にも使用できるなど、汎用性の高さが特徴です。 市場でのポジションはエントリーからミドルクラスですが、その性能は決して安物ではありません。多くのレビューで高い評価を受けており、コストパフォーマンスに優れた選択肢として認知されています。
互換性ガイド
MX-4は、CPUソケットの種類を問わず使用できます。Intel LGA1700/1200/115xシリーズ、AMD AM5/AM4/sTR5/sTRX4など、あらゆるソケットに対応します。また、GPUのダイにも直接塗布可能で、グラフィックスカードの冷却にも効果を発揮します。 ただし、液体金属系のグリスとは異なり、熱伝導率は8.5W/mKと標準的です。極端なオーバークロックを狙う場合や、CPU温度が常に高負荷になるような環境では、より高性能な製品を検討する必要があるかもしれません。 塗布はシリンジタイプなので、細い部分にも正確に塗ることができます。乾燥後も剥がれにくく、クーラー交換時には清掃が容易です。
商品情報
ARCTIC MX-4は、長年にわたり販売されているロングセラー製品です。発売から年月が経過していますが、今でも多くのユーザーから支持されています。20gのパッケージは、複数回の塗り直しや複数のデバイスへの使用に十分な量です。 熱伝導率は8.5W/mK、粘度は850ポアズ、密度は2.5g/cm³、動作温度範囲は-50℃~150℃と幅広い環境に対応します。非導電性・非容量性であるため、万が一CPUソケットや基板に漏れてもショートを引き起こしません。 保証期間は製造元によって設定されていますが、一般的な保証が適用されます。複数の主要ECサイトで常時入手可能で、価格は2,000円前後と非常にリーズナブルです。市場での立ち位置は間違いなくエントリー~ミドルクラスですが、その安定性と信頼性から、初心者から上級者まで幅広く使われています。
おすすめユーザー
まず、初めてPCを自作する方に強くおすすめします。塗布が簡単で失敗しにくく、もし余分に塗ってもショートの心配がありません。説明書もわかりやすく、初めてのグリス選びに最適です。 次に、コストパフォーマンスを重視する方です。20gで2,000円程度という価格は、1回あたりのコストが非常に低く、複数のCPUやGPUに使い回せます。Thermal Grizzly KryonautやNoctua NT-H2などの高級グリスと比較すると、価格差は大きく、性能差は体感できないレベルです。 また、普段はオフィスワークや軽いゲーム用途で、CPUにそこまで負荷をかけないユーザーにも向いています。このグリスで十分な冷却性能が得られ、オーバースペックになることはありません。 一方、極限のオーバークロックを狙うエンスージアストや、液体金属のリスクを承知で最大限の熱伝導を求めるユーザーには、別の選択肢をおすすめします。
購入前の注意点
MX-4は優れた製品ですが、熱伝導率は8.5W/mKと決して最高ではありません。同価格帯のArctic Silver 5や、より高価なKryonautと比較すると、わずかに性能が劣る場合があります。特に、ハイエンドCPU(Ryzen 9やCore i9)を常用するユーザーや、高負荷なレンダリング作業を長時間行う方には、もう一段上のグリスを検討する価値があります。 また、シリンジの先端がやや細いため、塗布時に力を入れすぎると一度に大量に出てしまうことがあります。最初は少量ずつ出すように注意してください。 さらに、20gという容量は一般ユーザーには過剰かもしれません。1回の塗布に必要な量は0.2~0.5g程度なので、20gあれば40~100回分になります。もし1台のPCだけに使うなら、4gや8gの小容量パッケージを選んだほうが無駄がありません。 ## よくある質問
Q: MX-4の耐久性はどのくらいですか? A: 適切に塗布すれば、3~5年は性能低下なく使えます。ただし、経年により乾燥が進むため、CPU交換やクーラー交換のタイミングで塗り直すことをおすすめします。 Q: AMD Ryzen 7000シリーズ(AM5)に使えますか? A: はい、問題なく使用できます。AM5ソケットは従来のAM4と互換性があり、MX-4はそのまま塗布可能です。ただし、IHSの形状が異なるため、塗布量は適宜調整してください。 Q: 液体金属と比較して、冷却性能はどれくらい違いますか? A: 液体金属(例:Thermal Grizzly Conductonaut)は熱伝導率が80W/mK以上と非常に高いですが、導電性でショートのリスクがあります。MX-4は非導電性で安全に使える反面、冷却性能は液体金属の約10分の1です。通常の使用ではMX-4で十分ですが、極端なオーバークロックでは液体金属が有利です。
商品情報
(Amazon参照)
- メーカー名: ARCTIC
- 販売元: ARCTIC HK Ltd
- 出荷元: Amazon
- ASIN: B07LDJY4X2
- 注記: 本記事はメーカー製造品をAmazon掲載情報に基づいて紹介しています。





