ゲーム概要
Remnant: From the Ashes は Gunfire Games が開発し、2019年8月19日に Steam でリリースされたサードパーソン・シューターです。ジャンル表記は Action / Adventure / RPG となっていますが、実際に遊んだ感触に一番近い説明は「銃で戦うソウルライク」です。次元の裂け目から現れた古代の脅威によって世界は崩壊しており、生き残った人類の一人としてルート(Root)と呼ばれる侵蝕勢力に立ち向かいます。
プレイの流れは、拠点となる「Ward 13」から石碑(ワールドストーン)を使って複数の異世界へ渡り、ダンジョンを踏破してボスを倒し、素材を持ち帰って武器と装備を強化する、という反復構造です。近接攻撃も使えますが主軸はあくまで銃撃で、弾薬は有限、回復アイテムも回数制限があります。敵の攻撃はスタミナ管理とドッジロールで捌く設計になっており、TPS の操作感でありながら判断のリズムはアクション RPG に近い、という独特の混ざり方をしています。
1周のクリアまでは概ね20時間前後、やり込むならその数倍という規模感で、短編ではないが数百時間級のオープンワールドでもない、という中量級のボリュームです。
特徴・システム
最大の特徴は手続き生成によるワールド構成です。キャンペーンを開始するたびに、訪れるダンジョンの並び、遭遇するボス、入手できる装備の一部が入れ替わります。つまり同じ世界を再訪しても前回とまったく同じ道順にはならず、逆に「特定のボス装備が欲しいから世界を再生成する」という遊び方(アドベンチャーモード)が成立します。攻略サイトの通りに一本道を進むタイプのゲームではない、という点は事前に知っておいた方がいいでしょう。
ビルド構築は「アーキタイプ(職業的な役割)」ではなく、**武器 MOD とトレイト(特性)**で組み立てます。武器には MOD スロットがあり、ボス素材から作った武器には固有のスキルが最初から付いています。トレイトはレベルアップで得たポイントを HP・スタミナ・被ダメージ軽減などに振り分ける方式で、振り直しも可能です。結果として「クラスを選んで縛られる」のではなく、持ち込む3枠(メイン武器・ハンドガン・近接)と MOD の組み合わせで役割が決まります。
もう一つの柱が最大3人のオンライン協力プレイです。単に人数が増えるだけでなく、参加人数に応じて敵の体力と数がスケールするため、3人だから楽になるとは限りません。ホスト側の世界で進行するため、ゲストは進行度こそ持ち帰れないものの、素材・装備・トレイトポイントは持ち帰れます。フレンドの周回に混ざって装備を集める、という遊び方が実質的な効率ルートになっています。
動作環境の目安
Steam に記載されている動作環境は次の通りです。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 7 / 8 / 10 64bit | Windows 7 / 8 / 10 64bit |
| CPU | Intel Core i3-7350K (4.20 GHz) 以上 | Intel Core i5-4590 (3.70 GHz) 以上 |
| GPU | AMD Radeon RX 470 | NVIDIA GeForce GTX 970 |
| メモリ | 8 GB | 8 GB |
| DirectX | Version 11 | Version 11 |
この表で目を引くのは、最低要件の CPU(i3-7350K・4.20GHz)の方が推奨(i5-4590・3.70GHz)よりクロックが高いことです。これは「最低は高クロック2コアでも回る/推奨は4コアを前提にする」という意味だと読むのが自然で、要はコア数よりも1コアあたりの処理能力を要求するタイプの作りだということです。現行世代の CPU であれば、下位モデルでもこの水準は大きく上回ります。
GPU 側の GTX 970 / RX 470 は 2015〜2016年前後のミドルレンジで、いずれも VRAM は 4GB クラスです。ここから逆算すると、推奨環境が想定しているのはフル HD・中〜高設定で 60fps 前後というあたりでしょう。DirectX 11 世代のタイトルでレイトレーシングなどの重い機能もないため、近年の GPU なら 1440p でも余裕があるはずです。
メモリが最低・推奨とも 8GB で揃っている点は、このゲーム自体は 8GB で足りるという意味ですが、実際には OS とブラウザ、Discord などを同時に動かすと 8GB は窮屈です。**新規に組む・買うなら 16GB を基準にしてください。**ストレージ容量の記載はデータに含まれていないため、実際の必要容量は Steam のストアページで確認してください。総じて、要求は今の基準ではかなり軽い部類に入ります。ゲーミング用途で組まれた PC なら、5年以上前の構成でも動作する可能性は十分あります。
評価・レビュー傾向
リリースから長期間にわたって高い評価を保ち続けているタイトルです。評価の傾向は比較的はっきり分かれます。
高評価側で繰り返し挙がるのは、まず**「銃でソウルライクをやる」というコンセプトの成立度です。遠距離武器で成立させると緊張感が薄れがちなジャンルですが、弾薬制限・スタミナ・回復回数の制約で近接ソウルライクに近い緊張を作れている点が評価されています。次にボス戦のデザインで、多くのボスに「取り巻きを処理しながら本体に対処する」という二重課題が課され、単純な回避パターンの暗記にならないよう組まれています。そして協力プレイの手触り**、さらに周回のたびに構成が変わるリプレイ性が続きます。
低評価側で挙がりやすいのは、まず手続き生成ゆえのムラです。生成結果によっては欲しいボスに当たらず、装備を揃えるまでに何度も世界を作り直すことになります。次にストーリーの薄さで、世界設定の断片は豊富ですが、物語として牽引されるタイプではありません。ダンジョンのアセット使い回しも指摘されがちで、同じ世界を周回すると見覚えのある通路が続きます。さらに協力プレイ時の敵スケーリングが厳しいという声、そして難易度の急な立ち上がり、特に序盤ボスで詰まる人が多い点が挙がります。オンラインの安定性やホスト依存の同期についての不満も一定数見られます。
最新のユーザー評価と価格については、この記事の評価パネルまたは Steam ストアページを確認してください。
序盤の進め方
最初に詰まりやすいのは、チュートリアル直後に配置されている門番役のボスです。ここは素直に難しく設計されているので、勝てない場合は装備不足ではなく立ち回りの問題であることが多いと考えてください。動きを覚えるまで数回負けるのは想定内です。
序盤で意識しておくと楽になる点を挙げます。
- **ドッジロールの無敵時間を信じる。**装備重量が軽いほど回避性能が上がるため、序盤は重装よりも軽装のほうが事故が減ります。
- **弾薬を撃ち切らない。**弾切れ時は近接に切り替え、拠点や商人で補充する前提で立ち回ります。
- **トレイトポイントは HP とスタミナに先行投資する。**火力系は武器の強化で伸ばせますが、事故死の削減はトレイトの方が効きます。
- **ボス素材は使い切る前に用途を確認する。**素材から作れる武器・MOD は分岐するため、無計画に使うと欲しい方が作れなくなります。
- **詰まったら世界を作り直すのも手。**手続き生成の性質上、構成が変われば難所も変わります。
こんな人におすすめ
- **ソウルライクの緊張感は好きだが、近接一辺倒の戦闘に飽きた人。**遠近の距離管理という別の軸が入るため、同ジャンルの中では新鮮に遊べます。
- **2〜3人で腰を据えて遊べるフレンドがいる人。**このゲームの体験はマルチで最も良くなります。ソロも成立しますが、設計の中心は協力プレイ側にあります。
- **周回して装備を揃える遊びが好きな人。**ハクスラ的な収集要素と、生成される世界の変化が噛み合っています。
- **中量級のボリュームを求める人。**数百時間の生活型ゲームではなく、クリアまで20時間前後という区切りの付けやすさは利点です。
- **要求スペックの低いアクションゲームを探している人。**GTX 970 世代が推奨という水準は、現行のゲームの中ではかなり軽量です。
注意点・向かない人
**ストーリー主導の体験を求める人には向きません。**世界観の断片や NPC の会話は用意されていますが、物語に引っ張られて先へ進むタイプの構成ではありません。ナラティブ重視で選ぶと肩透かしになります。
**マップの作り込みや景観の多様性を重視する人も注意が必要です。**手続き生成の代償として、同じ世界を複数回訪れると同じ部屋・同じ通路が組み替えられて出てきます。1周目の新鮮さと2周目以降の既視感の落差は、このゲームの構造的な弱点です。
**理不尽な死を許容できない人にはストレスが溜まります。**敵の湧き方は生成に依存するため、狭い通路で複数の遠距離敵に挟まれるといった、構成の運が悪い状況が発生します。「毎回同じ配置を覚えて突破する」タイプの攻略とは相性が悪いことを理解しておいてください。
**完全ソロ前提の人は、ある程度の覚悟が必要です。**ソロでも敵はスケールダウンしますが、ダウン時に蘇生してくれる味方がいない分、事故がそのまま死に直結します。マルチ前提のボス設計だと感じる場面もあります。
**日本語対応については、Steam ストアページの対応言語欄で必ず確認してください。**今回参照したデータには対応言語の情報が含まれていないため、この記事では断定できません。字幕・インターフェース・音声で対応範囲が異なることもあります。
最後に、コンテンツ表記として「General Mature Content(全年齢向けとは限らない成人向け表現を含む可能性)」が Steam 側に記載されています。血や暴力表現に抵抗がある場合は、ストアページの動画で表現の度合いを確認してから購入するのが安全です。ストアページの掲載情報は更新されることがあるため、動作環境や対応言語も含め、購入前に最新の表示を見ておくことをおすすめします。





